ブーム再燃!美術ファンの間で現在注目の「新版画」ってどんなの?
新宿SOMPO美術館で展覧会を開催中の川瀬巴水を中心に、大正・昭和期の浮世絵「新版画」がブームとなっています。
木版画なので基本的な作り方は江戸時代の浮世絵と似ていますが、西洋画の要素を取り入れたり、また時代が進んで木版画 ...
女性日本画家!上村松園の代表作を紹介
明治〜昭和にかけて活躍した、京都画壇の女性画家・上村松園(1875〜1949)。
何ものにも犯されない、女性の強さや美しさを表現した、気品あふれる美人画が素敵ですが、考え方や生き方もとってもかっこいい女性です。
国宝・風神雷神を描いた天才画家!俵屋宗達の代表作を紹介!
誰もが知る有名な屏風絵、風神雷神!
安土桃山後期〜江戸時代初期の日本画家・俵屋宗達という人が描きました。
今日でも人気の高い日本画の流派「琳派」を作ったすごい人なんですよ!
当時の美術界に新しい風を ...
【読書感想】宮尾登美子「序の舞」(書評)
日本画ファンとしてはぜひ読んでおきたいと思っていた本をようやく読むことができました。
宮尾登美子先生による、明治〜昭和期の女性日本画家、上村松園をモデルにした時代小説「序の舞」を読んだ感想です。
【初心者向け】忙しい人のための日本絵画史まとめ!(楽しさ重視)
「日本画に興味を持ち始めたけれど、一体何から見て良いのか分からない」
そんなみなさんに向けて、「日本画をもっと楽しむための」日本絵画史をできるだけ簡単にまとめました。
絵画史に載せるのに選んだ基準は
とに ...「鬼」を描いた日本画・浮世絵
鬼は昔から身近な題材で、日本画・浮世絵の世界にもたくさん登場します。
ここでは、鬼を描いた作品を時代ごとに見ていきたいと思います。
鬼とは何なのか妖怪の一種です、と言って仕舞えばそれまでですが、少し詳しく見てい ...
【曽我蕭白】「狂っているのは俺か世間か」まるで現代アートな日本画家
曽我蕭白(1730〜1781)は、京都の丹波屋と言う商家に生まれます。
江戸に支店を持つほど大きな店でしたが、幼いうちに家族をなくし、店も潰れ、蕭白は17歳で天涯孤独となります。やがて絵師となり、一人旅に出 ...
父親譲りの天才肌!北斎の娘・葛飾応為のすごさと型破りな代表作を紹介
日本を代表する浮世絵師として有名な葛飾北斎!
2021年5月には映画も公開されました。
実は、あまり表には出ませんが、北斎の娘・応為も北斎に並ぶ、類稀なる絵の才能を持っていたのです。
とういことで、 ...
もうすぐ七夕!七夕を描いた浮世絵作品を紹介!
7月7日、七夕祭りの江戸の風景です。色とりどりの七夕飾りが風にたなびく情景に、ほっこりした気持ちになります。
江戸の町では、七夕の日、家の屋上に笹の葉を立てる風習がありました。そのた ...
明治時代にも浮世絵は作られていた!明治の錦絵を紹介!
浮世絵というと江戸のイメージですが、実は明治時代にも浮世絵は作られていました。
特に、多色刷りのカラフルな浮世絵のことを錦絵と言います。
ここでは、錦絵から見た文明開花の様子を紹介したいと思います。
錦絵 ...琳派って何?絵画鑑賞が楽しくなる有名な絵師や作品を紹介!
現代でも根強い人気を誇る琳派。
日本美術に触れると、必ず触れる言葉だと思います。
琳派とは日本画の流派で、桃山時代後期に始まり、近代までの約400年間続きました。
装飾性・デザイン性が高いことが特徴 ...
【歌川国貞】粋でいなせな江戸の役者絵!
この記事では、当時江戸で1番人気のあった浮世絵師・歌川国貞について紹介します。
国貞というと、江戸で1番の売れっ子絵師で、その人気は北斎や歌川広重を上回るほどでした。
しかし、現代ではあまり、広く一般に知られて ...
映画「HOKUSAI」登場作品をだいたい紹介!【浮世絵】
映画「HOKUSAI」観てきました!感想はこちらです☺️
この記事では、映画HOKUSAIに登場した浮世絵作品を紹介していきたいと思います。
ネタバレになり得ますので、映画観賞後に読 ...
書評・レビュー「浮世絵の解剖図鑑 江戸の暮らしがよく分かる」
画集ではなく「解剖図鑑」とは一体どんな内容なんだろう、そんな思いでこの本を選びました。
浮世絵の解剖図鑑
牧野健太郎
エクスナレッジ (2020/9/3)
新書読書「千住博の美術の授業 絵を描く悦び」書評・レビュー
軽井沢の千住博美術館に行って以来、日本画家・千住博さんのファンです。
度肝を抜くというよりかは、今まであった美しいものに再度目を向ける、そんな絵が好きです。
今回は千住博さんの本「千住 ...
国芳と芳年!浮世絵の発展に挑み続けた江戸の師弟
武者絵、怪奇画、動物画など幅広く制作し、そのユニークな構図や画風から「奇想の絵師」と呼ばれた浮世絵師・歌川国芳と、国芳の弟子であり、「最後の浮世絵師」かつ、衝撃的な無惨絵を残し「血まみれ芳年」と呼ばれた月岡芳年。
二人とも ...
伊藤若冲の「動植綵絵」がすごい!
「動植綵絵(どうしょくさいえ)」と言ったら、日本を代表する天才画家・伊藤若冲(いとう じゃくちゅう )の代表作です!
動物、植物を題材とし、フルカラーの着色を施した30幅にわたる大作で、約10年間かけて制作されました。( ...
書評・レビュー「藤と日本人」ありそうでなかった藤尽くしの1冊
藤と日本人
有岡利幸
八坂書房/2021/3/23
Amazon
またか、と思われるかもしれませんが、この本を選んだのは、鬼滅