【かわいい日本画】鍬形蕙斎の「鳥獣略画式」がとんでもなくかわいい!
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「鳥獣略画式」とは?
『略画式』とは「少しのアイディアでびっくりするほどカンタンな形で表せますよ」という趣旨の本です。もともと人物や山水などを描いた「略画式」シリーズが人気だったので、新たに動物テーマとした「鳥獣略画式」を発表しました。
鍬形蕙斎という名前はあまり今では聞き慣れませんが、北尾政美(きたおまさよし)の名でも活躍し、多くの役者絵や版本挿絵を描いた天才で、当時は葛飾北斎にも勝る人気の絵師でした。
もともと狩野派の絵師でしたが、「最小限の筆だけで最大限に特徴を捉える」という独自の描き方を編み出しました。
「鳥獣略画式」のかわいいポイント
丸い、手足が短い、身体に対して頭が大きい、驚くほどにデフォルメされた単純な形、目がつぶら、生きているかのようなポージングなど、かわいい要素と魅力がたっぷりです。
長くなるのでここではとりわけかわいいと思ったものを紹介しますが、記事の1番下にオンライン公開のリンクを貼っておきますので、ぜひ全編をご覧になってみてください。
鳥獣略画式の全編を見る(ARC古典籍ポータルデータベース)