新書読書「千住博の美術の授業 絵を描く悦び」書評・レビュー
軽井沢の千住博美術館に行って以来、日本画家・千住博さんのファンです。
度肝を抜くというよりかは、今まであった美しいものに再度目を向ける、そんな絵が好きです。
今回は千住博さんの本「千住博の美術の授業 絵を描く悦び」を読んだ感想を書いていきたいと思います。
公式サイト:軽井沢千住博美術館
芸術とは完璧への挑戦、自分自身と徹底的に向き合うこと
最初に言うと、とても感動しました。
絵に限らず、技術的な全てのことに対していかに真剣に向き合うかを考えさせられる本です。
芸術とは完璧への挑戦、自分自身と徹底的に向き合うこと。
筆者の芸術に対する真摯な思い、重ねてきた努力が痛いほど伝わってきます。
大袈裟に思われるかもしれませんが、一瞬一瞬を真剣に生きよう、他人から借りた意見や表現ではなく自分自身の持っているものに向き合おうという気持ちになります。
私は日本画をもっとたくさんの人に知ってほしい、好きになってもらいたい、日本画が埋もれていってしまってはもったいないと思っています。
そのためにブログを作ったり、YouTubeで発信して頑張っているつもりでしたが、まだ真剣さが足りない、誰かに伝えたい気持ちをもっと込めないと、そのために日本画や自分自身の考えもっとしっかり向き合わないと、と考えるきっかけになりました。
芸術家に限らず、すべての人におすすめできる本です。