【レビュー・書評】かわいい琳派
かわいいものが好きです。
かわいいものにあふれた日本美術が大好きです。
タイトルに「かわいい」と入っている。しかも琳派。好きなもの×好きなもので超好きなものになるのではないか。これは期待できる!
そう思ってこの本を手に取りました。
本の内容と琳派(りんぱ)について
本の内容を一言でいうと
「かわいい!!!」
琳派のかわいさを全面に押し出した本です。
全ページフルカラーで、絵や陶器などの工芸品を紹介していくスタイルです。
琳派(りんぱ)とは日本美術の流派の一つで、現代でも最も人気で広く親しまれていると言っても良いでしょう。ジャンルも絵画・工芸・インテリアなど幅広いのも人気の理由でしょう。
琳派は桃山・江戸〜近代までと約400年続いたので、時代の流れにおける「かわいい」の変化した部分・変わらない部分をたっぷり堪能することができます。
琳派と言うと日本美術の中でもかなりメジャーなので日本画ファンへの入り口にも、また教養にもなりますし、「かわいい」への探求心を満たすためにも、もちろん癒されたい時にもぴったりです。
琳派のかわいいポイント
この本で、琳派のかわいいポイントとして書いてあるのはこちら。
- 丸い・曲線的
- デフォルメ・単純化
- 無邪気・ほのぼの
- しゃれた遊び心
- 繰り返し・パターン
- キラキラ・カラフル
- 小さないのち
こんな感じで、琳派の絵や工芸品を作者別・ポイント別に選んで紹介されています。
特に動物の絵がどれもかわいい!日本美術で動物を題材としているのは、やはり琳派が多いと思います。
動物をこんなにまあるくほのぼのと描くのは、琳派にしか見られないのではないかと思います。
まとめ
以上!
「かわいい琳派」の感想でした!
一言でいうと本当にかわいいです。現代人にこそぜひ見ていただきたい。
琳派は現代でも人気でファンも多く、全国の美術館でも毎年どこかで何かしらのイベントをやったりしています。
琳派が少しでもわかると、見にいくのがぐっと楽しくなるのではないでしょうか!